TeacupBBSに不思議にシンパシーを感じたって話
桜も散ってしまって、ちょっぴり悲しいかしえる(@i_shimensoka)です。
3月に書いた記事「20年前の1997年について語ろうか」の続編です。このシリーズは2017年しか出来ないので出来るだけエントリして行きたい所存です。
というわけで、擦れた記憶から20年を思い出しす道すがら、世間ではTwitterから大体10年後の今日(こんにち)「mastodon」という新しいSNSがデビューしてネット界隈がざわついており、ふと20年前の携帯を持っていればまだまだステータスだった頃とwindows95の後釜のMemphisが出るか出ないかの頃、私はどんな事でネットを漂っていたか考えてみました。
それで偶然にも「あぁ、こんなBBSあったなぁ、まだあるのかしら?」と検索を掛けたところ、
「ネット上の安住の地になりたい」20年目の老舗掲示板サービスが黒字で存続できる理由
こんな記事をタイムリーにも見つけてしまいました。それが今日の主役「TeacupBBS」です。昔利用していただけに妙なシンパシーを感じざるを得ない。
申し訳無いが、もうとっくに無くなっているものだと思ったのだけども、まだ残存していた事にまず驚きました。
当時は自分でBBSを立てるにもcgiの知識や、プロバイダか借りているサーバーによっては権限が貰えないなどBBS一個立てるにも一苦労でしたが、そうした手間を幾分か省いてくれるサービスがレンタルBBSでした。
ホームページってやつを持っていれば、当時のインターネットはちょっと先行しているユーザーだった時代、工事中のコンテンツ、キリ番カウンター、仲良しさんのリンク集、そして必ずあったと言ってもいい掲示版は他のネットユーザーとコンタクトする数少ない手段であり議論の場であり、ある意味ホームページのメインコンテンツでもあったわけです。
SNS全盛の時代、もはやレガシー中のレガシーな掲示版はもはや2chを除いてほぼ絶滅していたと勝手に思い込んでいたのはお恥ずかしい限り。いつの間にかSNSが既定路線な思考になっていて自噴のかぎり。
さて、このteacupBBSは20年後の今も黒字化しているビジネスら。メインは掲示版下部などに表示される広告収入またはその広告を非表示にする有料サービス、そして3人以下の運営体制によって成り立っているらしい。
現在でもアクティブユーザーが60万人いるというのも驚くが、運営サイドは未だに前時代的な、匿名である事、運用を掲示版を立てた管理者に一任すると言った昔のままのシステム。また、現在では当たり前のスマホに敢えて対応させず、ガラケーなどからのアクセスに軸足を置いている事など往年のユーザーを置き去りにしない。長く使い続けたUIを逆に進化させない方法というのは、逆に今のネットに慣れた筆者には「はっ」とさせられる。
私も随分とお世話になったが、20年の間に随分と色々にサービスが現れては消滅した。今から7年前にinfoseek iswebが無くなった時は衝撃的だった。ビジネスである以上収益の上がらないコンテンツをいつまでも運営はしていられないかも知れないが、次々現れるサービスでレガシーとなっているネットの資産が消滅してしまう事は悲しい事だし、何より惜しい。
今後も出来る限り華やかさや目新しさは無くとも生き残って欲しいサービスだ。
因みに私が管理していたBBSは残念ながらIDとパスワード、同時使っていたメールアドレスどれも不明で現在どうなっているのか確認出来なかった……
この記事を書いている人

-
日々是四面楚歌管理人のおっさん。
あれやこれや創作しています。
年中腰痛です。
常龍というところでトラックメーカーをやってます。
最近の記事
未分類2023.07.19登場人物全部妖しい()事件
betfury2022.06.19[BFG]下落の止まらないクリプト相場[第12回]
betfury2022.06.16[BFG]やっとこ3BTCsat分か[第11回]
betfury2022.06.12[BFG]相場がマッハすぎる[第10回]