日々是四面楚歌

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新幹線札幌駅は現駅で作るべき

   

2030年まだまだ遠いなぁ・・・。かしえるです。

JR北海道、新幹線札幌駅ホーム「大東案」提案 (Via 日経)

現駅案も地下案も東案と色々と北海道新幹線「札幌」駅については議論されて来ましたが、有力候補だった東案よりも更に200mずらしてホームを作る「大東案」が浮上。

地下案も元々ホーム中央よりも200m、深度で30mに作る予定も検討されたがお金が掛かりすぎるという事で事実上無理め。

今後は、現駅案と大東案で検討して行くとの事。

北海道は整備新幹線計画で最も後に出来たものだが、計画から何十年、もはや道民ですら新幹線が来るなど半ば諦めかけていたとも聞く。

1963年に建設を始め25年、1988年に青函トンネルが営業を開始。28年後の2016年に新幹線が初めて北の大地を走る。実に53年もの時間が過ぎてしまえば来ないかもと思っても仕方が無い。

この感情はJR北海道も同じだったのかも知れない。元々JRタワーは北海道新幹線用の用地を活用して作られたもの。開業は2003年だが、北の大地に来るのか分からない新幹線のために民営化後に赤字続きのJR北海道としては収益化の手段やむなしと言ったところだろうか。(もっとも鉄道公団と札幌市、北海道を巻き込んだすったもんだがあったりしたのだが今回は触れないでおく)

しかし、果たして新幹線札幌駅をJRタワーとの兼ね合いで200mも東にずらして建設するのは正解なのか疑問が残る。東京でも乗り換えが尋常じゃ無い駅が多数存在する。

例えば、浅草や両国、高低差の激しい後楽園駅、渋谷のダンジョン化したターミナル、湘南新宿ラインに関しては渋谷駅中心まで700mも歩く事に。歩くと言えば、東京駅の京葉線ホーム。こちらも約400mも歩かないと山手線などに乗り換えは出来ない。もはや有楽町の方が近い。

そう考えると200mは近いんじゃない?と思うかも知れないが、これはJR桜木町とランドマークタワーを繋ぐ動く歩道(232m)と大体同じ、ここをコロコロを押しながら在来線まで慣れない大地を移動するのかと思うと、ちょっと札幌さん勘弁して下さいっすと思ってしまう。

予算、建設の容易さなどあるのだろうが、青函トンネル建設から67年後、やっとこ道の玄関口である札幌に新幹線が来るのだし、ゆくゆくは旭川までも延伸の可能性かもある超特急。是非とも現駅案が通って欲しいなと思わざるを得ない。

(余談)
※東京-新函館北斗までの現在の料金が22,690円。札幌延伸と未来の運賃上昇を考えると、今でも飛行機にコスパで負けている新幹線札幌延伸は利便勝負であって欲しい。
※計画では北陸新幹線延伸で関西圏の接続が先となっているが、2030年はやはり時間が掛かりすぎなんじゃないでしょうか。そこまでJR北海道もたないかも知れないですしw
※整備新幹線の絡みで盛岡以北が260Km/h(規格上は320Km/hでおkだったハズ)でしか走れず、青函トンネルもJR貨物の兼ね合いで速度が出ません。この方式は早急に検討して欲しいです。札幌4時間で走れるのであれば価格面で多少不利でも航空機対抗出来ると思うんですけどねぇ
(以上余談)

この記事を書いている人

かしえる
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年中腰痛です。
常龍というところでトラックメーカーをやってます。

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