日々是四面楚歌

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一昔前は修学旅行の定番でしたが

   

我々世代で関東住みの方で分かると思う、修学旅行のド定番と言えば「京都」だと思います。その京都で以外というか、やっぱりという現象が起きているようで。

日本人の「京都離れ」?宿泊客減少歯止めかからず 外国人客増加で混雑を敬遠か(via 京都新聞)

京都市内の主要ホテルに宿泊した日本人の実人数が2018年12月まで21カ月連続で前年実績を下回ったことが、市観光協会などの調査で分かった。18年全体も前年比9・4%減で4年連続マイナスだった。ホテル関係者の間では、訪日客の増加で市内の観光地が混雑するようになったのが大きな要因との見方が多く、日本人の「京都離れ」への懸念が強まっている。

関空(KIX)から関西圏都市への外国人観光客の来訪数が増えてはいる事は様々なメディアで目にして知っていたが、京都と言えば日本の観光資源からすると富士山などと並んで行ってみたい場所である事は想像に易い。

恐らく、京都はその持てる観光資源と知名度を最大限に使い観光客を誘致したのかも知れないが、外国人観光客が増加する前から、市内バスはいつ行っても激混みなど当たり前だったし、バスの運転手さんに何処を経由して行くか聞く事もままならないほどだったのは今に始まった事ではない。

さらに、市内ホテルはよほどの閑散期でもない限り、相当前から予約を取らないと宿泊する事が出来ない。もちろん、旅慣れた方でどんな場所でも泊まれれば良いというニーズに応える程度には件数があると思うが、それでも終末は京都駅からかなり離れた場所じゃないと宿が取れない。しかもそれも相当価格が高い。

たまには良い宿に泊まって京都観光としゃれ込みたいと思っている層にはかなりの大枚を叩いて予約を取らないと駄目なのかも。

脱線するが、そんな事もあって個人的には、新快速で9分で行ける大津の方が京都よりも逆に興味があるのだが、残念ながら越境すると途端にこれまた泊まるところが無い。大津駅周辺は綺麗に整備されているように見えるが、飲食店の閉店も早いし、なにより飛び込みで泊まれるような場所が本当に少ない。滋賀県はこのチャンスを好機と取るべでは。

ここ数年の京都の現状は知らないが、丁度京津線に乗りたいと思っていた筆者にはこのニュースはショックでならない。相当の混雑は織り込み済みだが、混雑過ぎで日本人観光客が減少とは笑えない。

2020年五輪の影響も多少はあるのか、インバウンド効果は嬉しい限りだが、先進国では外国人観光客があまりやって来ない事で定評のあった日本、ここまで数字が出るとは予測していなかったのか、京都だけに限らず五輪を中心にこうした日本にいながら日本の観光地に行きづらくなってしまう場所が出て来るのかと思うと、嬉しいような残念なような。

京都には是非ともこの問題に対処して頂き、他の観光地でのモデルケースとなって欲しいものである。

この記事を書いている人

かしえる
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年中腰痛です。
常龍というところでトラックメーカーをやってます。

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